狂戦士ベルセルク”ウル” 2

今回は「ウル」の解説をして行こうと思います。この「ウル」と言うルーンは、野生の牛”オーロックス”を表しています。オーロックスは「象よりはやや小さく、姿、形、色は牛に似ている」と記録に残されています。ラスコーの洞窟の壁画に描かれているのがオーロックスです。

巨体なオーロックスは人間の槍をものともせず、人間に向かって来ます。この野生の底力、計算されたものでは無い、本能の力強さを表したのが「ウル」のルーンです。

北欧神話によると「ウル」とは、オーディンの神通力により熊や狼と言った野獣になりきり、忘我状態で鬼神のごとく戦う狂戦士の事を「ベルセルク」と言います。ベルセルク状態の時は肉親の区別なく襲いかかり殺してしまう大変恐ろしい戦士です。しかし敵に対しては破壊的な力となり、勇敢な戦士とされます。

このことから、ウルの表す意味は、本能のままに行動する・抑えられない衝動・パワー・強大な破壊力・有り余るエネルギー・前に進む・我武者羅と言った意味になります。

ウルはコントロールの効かない力なので、危険も伴います。しかし上手く使う事が出来れば、こんなを乗り切る方法となります。

何かを占って「ウル」が出た時は、その前後のルーンも重要です。気をつけて判断して下さい。

最後までお読み頂きありがとうございます。