【折り紙と呪術①】折り紙は武家の作法だった

今日、一般的に折り紙と呼ばれている物の多くは、「遊戯折り紙」と呼ばれるものが、芸術性・美術性・折り方の技法に於いて様々に進化・発展したものであります。

本来の折り紙には、また別の役目を持っていました。それは「折り紙礼法」と呼ばれるものになります。「折り紙礼法」もまた「礼法・作法としての折り紙」と「秘術としての折り紙」とに分かれています。

「礼法・作法としての折り紙」は武家社会に於いて、「折方」「折据」と呼ばれ、由緒正しき礼儀作法として広く普及しました。

「秘術としての折り紙」は「儀式折り」「霊符」と呼ばれ、我国の神道奥義を形示したものです。

神人の契約から発した形象である為、中には神約めいたものが多く、神に対して契約した或る事実を自然に想起するように仕組まれたものです。

今回、『門外不出の秘伝で開運!願いをかなえる折符セミナー』で「儀式折り」として、開運七福神をご家庭にお招きして、神に対して契約した或る事実を自然に想起させるものとしてご活用頂きたいと思います。